久々の年末年始のお休み

2021年年末から2022年年始は

 

社会人になって初めて休めました。

 

6日間休みがありました。

 

新卒で小売業の企業に入社したため、

 

年末年始は繁忙期で休みなんて

 

あるわけがありませんでした。

 

2社目の企業も小売り業だったため、

 

『年末年始に休む』という感覚が

 

久々に味わえて非常に嬉しかったです。

 

さて、前の記事に書いた

 

 

ある一歩を踏み出すことにした

 

 

という内容ですが、それは

 

 

 

職業訓練校に通うことでした。

 

 

 

事務の仕事に就くうえで、パソコンスキルは

 

あったほうがいいな、資格も取りたい。

 

と考え、パソコンのコースに申し込みました。

 

職業訓練校は入校するのに試験がありました。

 

それに合格しないと入校できないわけです。

 

内容は国語、数学、理科、社会、時事問題、面接。

 

と盛りだくさんでした。

 

どれも中学卒業レベルだそうですが、

 

中学卒業なんて15年以上も前で

 

すっかり記憶なんてありません笑

 

ハローワークの方によると私の住んでいる県は

 

過去問はネットに掲載していないようで・・

 

とにかく自分で学習するしかありません。

 

参考書を買い、久々に勉強をし始めました。

 

1か月ほど勉強し、8月に試験を受けに行きました。

 

どのくらいの応募者がいるのだろう。と思い、

 

事前にハローワークに問い合わせていたのですが、

 

 

 

合格人数に対して2倍の人が受けます

 

 

と教えてもらえました。

 

 

倍率2倍・・・

 

非常に不安でした。暑さと緊張により

 

いつにも増して汗が出ていたように思えました。

 

試験と面接はあまり手ごたえがないまま終わり、

 

約2週間後の結果を待つこととなりました。

 

受かっていますように・・・

 

そう念じながらいよいよ結果発表の日になりました。

ハローワーク再デビュー

コロナ禍になり、さまざまな業種が

 

大打撃を受け、倒産が増え、多くの人が

 

職を失うという、とんでもない世の中に

 

なったなぁということを感じながら

 

日々を過ごしていましたが、

 

まさか自分もその仲間入りをしてしまうなんて。

 

人生何が起こるかわからないとはこういう事だな

 

としみじみ思いました。

 

ですがしみじみ思っていても何も始まりません。

 

離職票が届いたらすぐにハローワークへと向かいました。

 

1度転職の経験があるので、

 

 

またハローワークに通う日々が始まったのかぁ・・・

 

 

と気が滅入ってきます。

 

重い足取りでハローワークについてびっくり。

 

 

 

 

失業認定待ちの人であふれかえる待合・・・

 

 

 

前に転職するために行ったときは30分くらいですべて

 

終わったのに、今回は名前を呼ばれるのを待つだけで

 

1時間はかかりました。

 

 

ここにいる人みんな失業者かぁ・・・・

 

 

そう考えるとこれからの日本大丈夫かな

 

と思えるくらいのす凄い人の数でした。

 

多分30人はいたかな?

 

ほぼ立ちっぱなしで待ちました。

 

3密とはどこ吹く風状態。

 

職種別の求職倍率の表が出ていたのでもらって帰ると、

 

私は事務職希望ですが、その事務職、

 

 

 

なんと倍率が4倍!

 

 

・・険しい、実に険しい道が始まったわけです。

 

そこで私はその時ようやく気付くのです。

 

 

4倍の中には前職が事務の人もいるよね?

 

ただでさえ倍率高いのに、事務の経験もない、

 

 

 

 

資格もない私って、不利じゃない??

 

 

 

と。

 

なんとかするしかありません。

 

私はある一歩を踏み出すことにしました。

 

 

倒産の日

その日も私は仕事に行くため

 

朝5時半頃に目覚めました。

 

初夏だったので辺りはもう薄っすら明るかったです。

 

何時かなと思い、携帯を覗くと、

 

会社からの連絡が入っていました。

 

 

 

・・・・それも社長から。

 

 

 

倒産するかもしれないと聞いていたので

 

もしやと思い、内容を確認。

 

文面はもう覚えていませんが

 

 

 

今日で倒産します、ですがいつもと変わらず出勤してほしい

 

 

 

という内容でした。

 

いつか来るかもしれないと思っていましたが、

 

実にあっけないものです。

 

でもいざ倒産するとなったら

 

未知の世界なので非常に不安です。

 

 

 

とにかく職場に行くしかないな・・・

 

 

 

そう思い、とりあえず出勤しました。

 

その日は私が一番早い出勤時間でしたが、

 

ほかの従業員の方々も早めに出勤してきました。

 

みんなでとうとうこの日が来たか・・

 

と思いながら顔を合わせ、とにかく今日は通常通り

 

営業し、明日は指定された人だけ出勤して倒産の

 

片付け、その他の人は今日で最後

 

と告げられます。あっけない。実にあっけない。

 

あっという間に時は過ぎ、営業終了後に

 

社長からの再度の説明もありました。

 

正直放心状態で内容はあまり覚えていませんが、

 

倒産して新しく会社が生まれ変わる、でもいつになるか

 

わからない、戻ってきたいという人はまた一緒に働きましょう

 

という案内がありましたが、戻る気はさらさらありませんでした。

 

離婚してほしい、でも状況が落ち着いたらやり直してほしい

 

とパートナーに言われているのと同じではないか?

 

と思いました。実際そんなこと言われたことはありませんが、

 

そんなの無茶苦茶です。だから私は

 

 

 

絶対にこんな会社より良い会社見つけて幸せになる!!

 

 

 

と誓いを立て、転職活動の道へと進むことにしました。

 

ですが世間はコロナ禍。

 

転職するのは至難の業でしょう。

 

 

ここからが問題です

この時期になると思い出す

クリスマスから年末は前に勤めていたことがある2社とも

 

超絶な繁忙期で1週間くらい連勤が当たり前、

 

年末年始休暇なんてないことが当たり前、

 

むしろ1社目は酷いときは

 

朝の4時から夜の11時まで働いた事なんかも

 

あったため、クリスマスも年末年始も休める今この時が

 

とても有難いものです。

 

無職ですが笑

 

そんな懐かしの前職たち。

 

2社目は倒産してしまいましたが、

 

私の場合はマシだったかもしれません。

 

コロナ禍前から社内でうちの会社は長くない

 

なんてことが囁かれはじめました。

 

でもあくまで噂でしかなかったので、

 

 

 

まぁなんとかもつんじゃないか

 

 

 

なんて軽く考えていました。

 

しかし、コロナ禍になり、

 

経営が悪化していき、ついに倒産の1か月前には

 

 

 

本当に危ないから次の仕事を考えておいたほうがいい

 

 

 

と上司から告げられます。

 

給料も倒産の2か月ほど前から振り込みを遅らせてほしい

 

との通達も来るようになりました。

 

今思えばこんなに危ない状態になる前に辞めておけばよかったです。

 

周りに会社の将来が危うい気がして辞めようか悩んでいる

 

とかいう友人、知人がいたら退職を勧めたいです。

 

だってまだ会社が存続している時にやめたら

 

退職金制度ががあれば出るし、給料も満額支払う義務が会社にはあるから。

 

 

 

倒産した後だったら遅いのです。

 

 

 

私みたいに退職金もない、給料も会社がつぶれて払ってもらえないから

 

未払い賃金立て替え払い制度でやっともらえるけど本来もらえる額の

 

何割かはカットされた状態で入ってくる、

 

それも倒産してから何か月も後・・・・

 

という状態になるからです。

 

貯金があまりなかったので倒産した直後は相当苦しかったです。

 

未払い賃金は4~5か月後に入ってきました。

 

私の場合はマシだったと上記で述べたのは、

 

倒産するということは普通教えてもらえず

 

ある日突然にということがほとんどだからです。

 

まぁ1か月前に言われたところでどうにもできませんが笑

 

後から聞いた話、最後の遅延した1か月分の給料は

 

社長がポケットマネーで払ってくださったみたいなので

 

危ないと上司から告げられていた時に辞めたとて、

 

残っていた有給分の給料や倒産した月の給料も支払って

 

もらえなかったでしょう。

 

私が新卒だった頃は簡単に仕事を辞めるなんてとんでもない

 

みたいな風潮があるような感じがして、

 

ずっと会社に勤めるのがえらい

 

みたいに思っていましたが、

 

そうではないのかもなぁ、見切りをつけることも

 

勇気がいるけど大切だな

 

としみじみ思います。

 

前置きが長くなりましたが次の記事でいよいよ

 

 

 

倒産した日がどういう風に過ぎていったか

 

 

 

について書いていきます。

 

倒産までのカウントダウン

朝5時半。

 

起床して身なりを整えて

 

ご飯も食べずに家を飛び出て電車に飛び乗る。

 

電車は早朝だけれどそれなりに人は居て、

 

勤め先の会社は割と県内でも大きい駅だったので

 

それなりに降りる人も多く、人に揉まれながら降車する。

 

出勤するとお昼まで立ちっぱなしでずっと働き、お昼を済ませる。

 

繁忙期は昼休みにゆっくり休んでなんていられない。

 

持ち場に帰るとまた仕事をし続け、仕事が終わるとくたくたに

 

なった状態で家へ帰り、酷いときはそのまま寝落ちして朝なんてことも。

 

そしてまた朝だから起きて出勤の準備をして・・・

 

 

・・・私の人生これでいいのかな?

 

 

そう考えながら、でも仕事を辞めたからといって次の仕事があるわけでもない、

 

ましてやこんなコロナ禍で退職なんてしては

 

貯金がそんなにあるわけでもないからだめだ。

 

ーーー気づけば30歳。

 

資格があるわけでもない、仕事につながる

 

特技があるわけでもない、このままでいるのが安牌だ。

 

独身だし細々とした暮らしでもなんとかなるだろう。

 

・・・でもこのまま生活に不満を抱きながらこれからも

 

こんな味気ない毎日が続いていくんだろうなぁ・・

 

ともやもや考えながらまた電車に揺られる。

 

そんな日々がずっと続くーーー

 

そう思っていた。

 

でもそうではなかった。

 

終わりは実に呆気なく、突然にやってきたのだ。